Hさん(30代 主婦) / 夫(30代 会社員)、子ども 3歳
A.まずは、3カ月1割カットを目指して!
生活費をいきなり大幅に減らすことは難しいものですし、ストレスもたまりますから、あまりおすすめできません。まずは、毎月の収入の範囲に支出を抑え、1000円でもいいから黒字が出るように工夫してみましょう。1割カットを目標に3カ月はガンバッテ!
家計改善の8ポイント

「児童手当」の手続きを。 プラス5,000円!
「全期間固定金利2.55%」 なかなか良いローンを組んでいます。がんばって返済を続けてください。
貧血気味のママが鉄分を多くとれるよう工夫しながら、食費削減にチャレンジしてみて。 5,000円カット!
かかりすぎではありませんか? 3項目合わせて1割カットを目指しましょう。 5,000円カット!
2項目合わせて2割削減を目指しましょう。 2,000円カット!
黒字体質に生まれ変わるまで、ガマン、ガマン。ひとり5,000円ずつの節約を。 10,000円カット!
毎月赤字の状態で積み立てをしても意味がありません。ひとまず、ボーナスから払うことにして、まずは毎月の収支を黒字化させましょう。 10,000円カット!
お金に使われるのではなく、上手に使っていくこと
家計の赤字を黒字に変えていくには、まず、毎月の支出に「ムダづかい」や「見栄がまじった分不相応な支出」をなくしていくことです。そして、必要なことにはきちんとお金をかけるという、節度あるつかい方を心がけることです。家計が背負っている「ムダな荷物」を捨てていくことは、ちょうどダイエットをしてぜい肉を落とすようなもの。「生活がスリムに美しくなる」爽快感を味わってみませんか?
ここでいう節約とは、もちろん「ケチ」とは違います。その出費を惜しむことで、人生の味わい・潤い・大切な人間関係などをすり減らしてはいないかを、ぜひ、考えてほしいのです。
私も以前、節約のために大好きな読書にあてていたお金をカットしたことがありました。読みたい本は図書館や友人に借りて過ごしたんですが、なんだかみじめ……。結局貯金ができても全然喜びがわいてこなくて、数ヶ月でやめてしまいました。私にとって、好きな書物を読みつづけ、心の幅を広げていくことは、はずせない生きがいです。そのためのお金を削ることは、まちがっていたのです。

それから将来の夢の実現を焦るあまり、「お金を使わないことが生きがい」とやりすぎるのも考えもの。そこには、人とかかわろうとか、喜んでもらおうという気持ちにはほど遠い、かたくなさを感じます。たとえ経済的に厳しくても、やさしい言葉や役に立つ知識をプレゼントしたり、困っている人に手を貸すことは、心がけしだいで誰にでもできることです。それに「できる限り与えていこう」という気持ちが思わぬところで助けてくれる人や協力してくれる人を呼び寄せ、かえって、夢の実現を早めるかもしれません。
お金に使われるのではなく、上手に使って、家族の幸福や夢の実現、心の向上という「人生の本来の目的」を果たしていきたいものですね。
ゆりもとひろみ
雑誌『アー・ユー・ハッピー?』2004年7月号掲載分 2008.9.19 再編集
