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中学の塾代はどのくらい費用がかかる?

2024年1月11日

ファイナンシャル・プランナー 関山郁子

学年別の塾費用の相場

子供が中学校に進学すると勉強内容が次第に難しくなっていくため、学習塾に通わせる方も多くいらっしゃいます。 多くの家庭にとって「塾にどれくらい費用がかかるのか」は塾選びで大切な判断材料の一つになります。

一口に学習塾といっても習熟度別にクラスで行う塾や、個人の家庭教師をあてがう塾など運営方法も様々であり、それぞれ料金体系や費用が異なります。 以下の表は文部科学省が発表した「平成30年生 子供の学習費調査」に基づく、中学生が学習塾へ費やす1年間の費用相場です。

<中学生が学習塾へ費やす1年間の費用相場>
子供の学習費調査
※ 文部科学省「平成30年生 子供の学習費調査」をもとに作成

公立、私立ともに、学年が上がるにつれて、塾の費用が高くなる傾向があります。 「授業内容が難しくなっているけれど、しっかりマスターしたい」「高校受験対策をしていきたい」というのが、塾に通う子供が多くなる主な理由です。

中学3年生の欄を見ると、公立中学校に通う場合の塾費用と私立中学校の場合とでは、大きな差があります。 公立中学はいよいよ受験生の年となり、費用は前年の倍近くにも増えます。一方、私立のなかには中高一貫校の学校もあり、高校受験がないため、そこまでは増えていないようです。 ただ、受験もなく、学習環境が充実しているといわれる私立においても、学校の授業だけでは不足し、塾を利用する傾向が見て取れます。

中学の塾代はどのくらい?

では、実際に塾にかかる費用はどれくらいあるのでしょうか。塾によって大きく異なりますが、金額に影響を与える要因は授業時間の長さ、 正社員講師かアルバイト講師か、講師1人に対する生徒数などです。集団指導塾の多くは正社員のプロ講師が指導しますが、個別指導塾の場合は塾によります。 アルバイト講師を雇う塾の場合、一般的に授業料は安くなることが多いです。また、講師一人に対する生徒数が少なくなるほど、授業料は割高になります。

以下の表では、一部の塾での月額費用(週一回の場合)を紹介しています。

塾での月額費用
※ 表は、塾選(ジュクセン)が「週1回の受講」を想定して、 各塾の費用相場をまとめたものを抜粋・引用したものです。


中学生の勉強は、基礎的な地盤を作る大切な時期になります。お子さんの希望内容や家計の状況に合わせて、塾選びをしていきたいですね。


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