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震災時の投資は不謹慎?

2011年5月18日

ファイナンシャル・プランナー 渡邊英利

震災時に投資をするのは不謹慎?

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、わが国経済にとって大きな被害と混乱をもたらしました。

そのような状況の中、地震に便乗して投資の話をしたとき、 一部の方からは不謹慎といった言葉が使われることがあります。 たしかに、株式市場にもこのような時期に、建設関連の会社の 株が上昇することを「不謹慎相場」と表現することもあります。

では、このような悲惨な現実に直面している中で、 自分の将来のための資産運用にお金を投入することは、 本当に不謹慎なのでしょうか?


いいえ、決して不謹慎なことではありません。


このように国全体が困難な状況に立ち向かう時、 国の景気や私たちの気持ちは、上を向いていなければ、 決して良くなることはありません。

経済活動の面から見ると、お金を必要としているところに、 潤沢に投入していくことが最優先されます。

もし私たち全員が、一寸先の不安のために、手持ちの資金を 全額貯蓄に回してしまったら、どうなるでしょうか? 復興のために増税があるかもしれないから蓄えておきたい、 と思ったらどうなるでしょうか?

きっと、震災からの復興どころではなく、日本の経済が たちまちより一層悪化してしまうでしょう。 (そういう意味では、とるべき政策としても復興増税ではなく、 投資や消費をより刺激するような政策を取るべき局面なのです)

投資というのは本来、お金を必要としているところに直接、 お金を供給できる大切な手段なのです。

生活基盤の再構築や震災からの復興でがんばってほしい企業に、 直接応援することができる有効な手段なのです。


また、次のような意味もあります。

株価等がどんどん下落している時というのは、 多くの人が手持ちの資産を売却して、 現金にしたいと思っている時です。

その一方で投資する(買う)ということは、 現金にしようとしている行為を手助けするという 意味につながります。

その結果、売りたかった人達は売って 現金を手にすることができます。 その現金を使って次の行動に移ることができ、 経済活動が外向きに拡大し活発化していきます。

ですので、大きな災害が発生した時に投資をしていくことは、 決して不謹慎な行為ではなく、日本経済を支えつつ、 換金したい人を助けているということを理解しておきましょう。

もちろん、投資に限らず、被災地にお金が回って行くような 消費行動をすることが、結果として日本が震災から立ち直って より豊かになる近道なのです。

そうすることで、あなたのお金がますます輝いていくのです。

2011年5月9日 ゆりもとFP事務所メルマガ掲載コラム 再編集


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