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課税されない分配金はお得なの?

2014年10月13日

ファイナンシャル・プランナー 望月貴美香

ここ15年ほどで毎月分配型の投資信託が一気に設定され巷に溢れています。 分配金を楽しみに投資信託を保有されている投資家も多くいるようですが、 実はこの分配金、2種類あるのをご存知でしょうか?

「普通分配金」と「特別分配金」

普通より特別のほうが、なんだか良さそう・・・と考えるのも仕方ないこと。 今回はそんな分配金のお話です。


そもそも分配金って?

分配金は預貯金の利息と違い、あらかじめ金額が決まっているわけではありません。 なぜ決まっていないのでしょうか。

分配金が何を原資として支払われているかがわかればその謎は解けます。

投資信託とは、不特定多数の投資家から資金を集め、株式や債券等に投資をします。 投資をした債券からは利息収入を、株式からは配当金収入を得ます。 それだけでなく、債券や株式といった有価証券を売買することで、譲渡益が発生したり、逆に譲渡損が発生することもあります。

インカムゲイン(利息や配当金)とキャピタルゲイン(譲渡益)から得た成果を、投資家に分配金としてお返ししているのです。 そのため、分配金は成果に応じて増減します。リーマンショック以降、分配金の減少を招いた投資信託 が多くあったのは、このような理由からです。


「特別」に騙されるな!

通常、分配金は課税されます。 しかし、これは普通分配金に対してのみ。特別分配金は課税されないのです。

それなら特別分配金のほうがお得ね♪と考えるのは早計。 税金は儲けに対し課されますよね。つまり、課税されない特別分配金は利益ではないということです。

実は、単に自分が投資した資金の一部が分配金と名を変えて戻ってきただけにすぎません。 100万円で購入した投資信託の基準価額が下がり、時価90万円。初めての分配金は5万円でした。 こんなとき素直に喜べますか?  このときの5万円は特別分配金です。一体何が特別なんでしょう??

誤解を招くため、現在では「元本払戻金」とも言われています。 投資家によって購入価格は異なりますので、同じ投資信託から支払われる分配金が、人によって普通分配金 だったり特別分配金だったりします。

具体的な計算方法については今回触れませんが、普通分配金と特別分配金(元本払戻金)が混在して支払われることもあります。 分配金が支払われると計算書がお手元に届くか、ネットで電子計算書が閲覧できますので、ぜひじっくり眺めてみてくださいね。



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