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保険見直しのはずせないポイント その1

2010年9月21日

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

今回は、みなさんの関心が高い「保険見直しのポイント」をお送りします。

保険に関しては、「毎月の保険料の支払い、何とか安くできないかしら?」というのが、多くの方の本音だとおもいます。

でも、ちょっと待ってください! 保険を選ぶときに、はずしてはならない重要なポイントがあるんです。他の商品だって「安さにつられて、よく調べずに買ったら失敗した!」という経験はよくあることでしょう。保険はトータルの支払額が数百万円にもなる、高価な買い物です。

それでは、保険見直しの第1歩を発表しましょう。

【第2のワザ】
保険見直しの第1歩 ☆ 10年後も大丈夫な保険会社を選ぶ

ここで、くわしい解説に入る前に、クイズを1問。

Question:
生命保険のしくみって、どのように生まれたのかご存知でしょうか?

その昔、ヨーロッパの村々が教会を中心に発達していたころのこと。教会は10分の1税という形で、村人たちから献金を受けとっていて、そのお金で、親を亡くした子供たちの面倒をみたのが、はじまりだったようです。

つまり、多くの人が少しずつお金をだして、困った境遇にある人を助けるという、相互扶助の精神からうまれた素晴らしいシステムなのです。この生命保険の起源をモデルにしたのかもしれませんが、日本の保険会社も長らく相互会社しかありませんでした。

ただ、経済がめまぐるしく変化している現代においては、会社の経営がきちっとできなければ、破綻したり、予定利率を下げざるを得なかったりと、加入者に迷惑をかけてしまいます。

しかし、デフレと不況のダブルパンチの中、一般の企業と同じように保険会社もキビシイ経営を強いられているところが多くなっています。1997年以来、経営破綻した生保は実際に8つほどありますが、それによって保険金をへらされた加入者はたくさんいます。もし、あなたが『すばらしい保険』に加入していたとしても、約束どおりの保険金を払ってもらえなければ、どうでしょうか?ですから、保険会社の現在や将来の安全性をきちんと調べて、《10年後も大丈夫な保険会社》を選ぶことが、最初にチェックすべきポイントなのです。

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