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これであなたも保険見直しマスター その1

2010年9月27日

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

今回は、「保険見直しの、さらに突っ込んだポイント」をお送りしたいと思います。

保険見直しの基本的なポイントは、【第2のワザ】と【第4のワザ】でお分かりいただけたと思います。

【第2のワザ】 保険見直しの第1歩 ☆ 10年後も大丈夫な保険会社を選ぶ
【第4のワザ】 サイズと予算のバランスが取れた保険見直し

保険会社が万が一破綻した時のリスク対策は?

人生の不慮のアクシデントを、金銭的にサポートしてくれるのが保険です。特に、一生涯の死亡保障や医療保障を必要とする方にとっては、保険会社とは、長い長いお付き合いになります。

保険会社がいつまでも元気でいてくれる、つまり、「経営状態が安心できる」ことが、付き合う会社を選ぶ際に、最重要のチェックポイントとなります。

でも・・・現時点で精一杯、保険会社の安全性を調べても、「数10年先も大丈夫か」なんてことは、、なかなかわかりません。人生の中で起こりうるリスクを抑えるために保険に入るのに、会社選びを間違うと、保険に入ることがリスクになってしまうという、複雑な時代です。

もし、契約している保険会社が破綻してしまった場合の被害を、少しでも減らす方法はないものでしょうか?

今回のワザは、この疑問にお答えいたします。さらに、既存の保険の入り方では、将来待ち受けている(かもしれない)思わぬ落とし穴があるのです。その落とし穴を事前になくし、人生の選択肢を増やせる入り方があることをお話いたします。

それでは、【第11のワザ】をお送りします。

【第11のワザ】 保険の入り方にも「ホケン」をかける

これは、いわゆる「保険の分散加入」という方法です。

分散加入のメリット

保険の入り方に「ホケン」をかける、とは、いわゆる「保険の分散加入」という方法ですが、最近、テレビや雑誌などで、「ブンサンカニュウ」という言葉を、よく目にしていることと思います。

では、どうして、分散加入したほうがいいと、言われているのでしょうか? そして、分散加入することで、どんなメリットがあるのでしょうか?

一般に言われているのは、「分散加入することで、破綻リスクに備えることができる」という理由です。このことを、わかりやすく説明したいと思います。

多くの方は、人生のステージの変化に合わせて、いくつもの保障を必要とします。

  一生涯の死亡保障が必要なら 終身保険
  一時的に高額の死亡保障を安く用意したければ 定期保険
  貯めたお金を満期で受け取り、多少の保障もつけたいときは 養老保険
  不意の入院や手術に備えたいときは 医療保険

という具合です。

金融ビッグバン以前は、これらのうち必要な保障を、「1つの会社の1つの保険」にまとめて入るのが、主流のやり方でした。

主契約 と言われるメインの保障に、特約 と言う名で、他の保障をくっつけていたのです。

しかし、ここ十数年ほどの間に【8つの保険会社が破綻】して、この加入方法が見直されつつあります。「私の入っている保険会社は、50年後もきっと大丈夫よ」と思える人には不要な見直しかもしれません(ただし、後にお話しする「落とし穴」は関係あるかも知れません)。

でも、万が1、契約会社が破綻すると、あなたの保障全体がダメージを受ける可能性があり、大慌てすることになります。そこで、「分散加入」という発想が登場しました。

これは、例えば、

 ● 終身保険はA社
 ● 医療保険はB社
 ● 定期保険はC社

と言う具合に、安全性の高い保険会社に分けて、保障をお願いするというやり方です。健全性をよくよく調べた保険会社が3つとも破綻する可能性は、1つの時よりもかなり低いと考えられます。ですから、たとえ、A社が破綻しても、残りのB社とC社の保険は安泰なので、被害も、慌てふためくのも、ちょっとは減らせることになります。

また、もうひとつのメリットとして、保険商品のいいとこ取り ができることがあげられます。

保険会社によって、主力商品がことなります。医療保険が充実している会社、定期保険が割安な会社など、商品の特徴が違います。安全な会社で、その人にとって一番有利な商品を、組み合わせて入れるということが、「分散加入」のもうひとつの魅力です。

分散加入 ・・・ 人生の選択肢を広げる第3のメリット

さいごに、あまり知られていない、 「人生の選択肢を広げる3つめのメリット」をお話します。

「お金が貯まる」と言われている「終身保険」に、 医療保障を特約で付けて加入している方は、大変多いことと思います。一生涯の死亡保障を用意できるだけでなく、いざとなったら「解約」して 「貯まっているお金」(解約返戻金)を受け取ることもできる。こう理解されている方、よく勉強されていると思います。

ところが、場合によっては、この方法は使えないことがあるのです。

例えば、歳月は流れ、皆さんもおじいちゃん、おばあちゃんになりました。家族に残してあげる予定だった終身保険の保険金ですが、どうしても、自分の意思で、別の目的に使いたくなった、老後の生活が思ったより厳しいので、生きている間のお金として使いたくなった、という状況は、充分ありうることでしょう。

その際に、保険を解約して「貯まっているお金」を受け取ろうとすると、なんと、セットで付いていた「医療保障(特約)」も、いっしょになくなってしまうのです!

いちばん医療保障のお世話になることが多そうな年代に、保障がなくなってしまうのは、すごく不安ですよね。

健康に問題があれば、医療保険に入りなおすことはできないし、できたとしても、とても高額の保険料を支払わなくてはなりません。ということは、実質「解約」はできないということになります。

この「落とし穴」を事前になくすためにも、「分散加入」は、有効な入り方だといえましょう。遠い将来のことは、なかなかイメージが湧きませんが、お金の自由度を少しでも上げておき、人生の選択肢を増やしておく方法が、「保険の入り方にもホケンをかける」ということなのです。

これであなたも保険見直しマスター その2 へ続く

【 注意 】
すでに保険に加入されてる方で、今回のワザを実践する場合は、よくよくお調べになるか、専門家にご相談ください。人によっては、ワザのメリットを受ける以上に、有利な保険にすでに入られていたり、何らかの理由で、再加入ができない方もおられます。(入りなおす時は、新規の契約が有効になってから、元の保険を解約するのが鉄則です)

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