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家計簿の2つの使い方

2010年10月4日

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

家計簿をつける意味と効果は?

突然ですが、皆様は、家計簿をつけておられますか?

そして、家計簿をつけることで、何かメリットを感じていますか?

「家計簿をつけ始めてから、支出が減りました!」という方がいる一方、「惰性でつけ続けているけど、何のためにつけているか分からない、今月もこんなにお金が出て行ったのか(@_@)  と、落ち込む為につけている状態を何とかしたい」という方も少なくはないようです。

今回は、主婦のマネー管理術としては、基本的なことになりますが、家計簿をつける意味・効果について確認してみたいと思います(基本的といっても、実践し続けるのは不断の意志力が要ります・・・)。

こんなテーマを取り上げようと思ったきっかけは、以前、花嫁修業中のOLさんから家計診断を依頼され、家計簿のつけ方を指導しているときに、大事なポイントを再確認したためです。

その方は、家計簿らしきものはつけておられたのですが、上記の例のように、「収支を記録する理由が分からないし、つけても支出が減らないんです。どうして家計簿はそんなに大事なのですか?」と、おっしゃっておられました。

彼女の家計簿のつけ方を詳しく聞いてみると、「日記的に」つけていることが分かりました。

日記的家計簿

「日記的に家計簿をつける」というのは、今週・あるいは今月使ったお金の使途と金額を後でまとめて記録するやり方で、このやり方だと、毎日つける必要はなく、家計簿をつける効用の1つは達成することができます。

つまり、「何にいくら使っているのか」を把握し、今後各項目で必要なお金の、おおよその額を推定できる効果があります。私たちFPも、保険見直し相談で、ご家庭の必要保障額を計算する際や、ライフプランニングで、老後生活まで見通したお金のキャッシュフローを試算する際には、この「日記的につけられた世帯の支出」を大変重視します(私たちは、基本的に年額で見ます)。

ただ、これだけにとどまっていると、家計簿を使って、積極的に支出を減らすこところまでは行かないことが多いのです。支出を減らすための家計簿のつけ方、というのがあり、成功している人は、意識的か、無意識かは分かりませんが、必ず実践しています。

それでは、第24のワザ をお送りします。

【第24のワザ】 家計簿は、予算管理ができるつけ方をする
予算管理型家計簿

家計ダイエットは、ボディのダイエットと同じで、ダイエットの数値目標を立てることと、日々の努力&進捗確認がないと、達成するのは難しいものです。

例えば、食費を減らしたいという場合でしたら(計算しやすい金額例でいきます)、

我が家は普通に使うと、月7万円がかかっている。

     ↓

そうすると、月1万円減らして6万円に収めるのを今月の目標にしてみよう。

     ↓

月6万円ということは、10日につき2万円の予算、または1週間につき1万4千円の予算ということになる。

     ↓

お米代や調味料代も含めて、この予算でできるよう、チャレンジしてみよう。

と、目標を立て、毎日予算に対する支出額を確認しながら、予算管理をしてきます。真剣に予算達成したければ、自然と毎日記録するようになります。

袋分けに代表される、様々な家計節約法が主婦雑誌で紹介されていますが、これらは、家計簿をつける・つけないに関わらず、「予算管理法」を実践しているのです。

逆に、「ありとあらゆる節約術を試しているのに、支出が減らないわ!」という場合、この予算管理が不充分なことがあります。

ダイエットで言えば、痩せる体操やストレッチを頑張っているのに、カロリー計算の方をなおざりにして、ジュースやアイスを平気で食べているような感じでしょうか。

日記型・予算管理型を使い分ける

家計診断のOLさんのお話に戻りますが、私が彼女に3ヶ月間つけるよう、プレゼントした家計簿シートは、この「日記的」と「予算管理型」を組み合わせたものでした。

(これは、拙著 『ママさんFPが教える貯蓄をラクラク10倍にする家計見直し術』 の最終ページに収録しました)。

銀行引き落しや、毎月決まって出ていく、節約の余地のない支出は「日記的に」記入するだけです。日付別に記入する必要はありません。

食費や交通費・理容衣服代など、やりくりの余地がある項目は、「毎日記入する欄」と「その日までの支出合計を書く欄」をつくってあり、予算を立てて、予算に対する支出の額を毎日確認できるようにしました(エクセルで自作できれば、累計は自動計算されるのでラクですよね)。

予算管理の「対象項目」と「予算額」、「今月、あと使えるお金の金額」がわかる仕組みになっています。

自分の努力で支出を減らせる項目だけに、意識を集中して「予算管理をする」という、節約の仕組みが理解できた彼女は、1ヵ月後、私の提案した支出削減プランを、バッチリクリアした家計簿シートを送ってきて下さいました。

そして、「ゆりもとさんの提案してくれた予算プランはこうでしたが、1ヶ月頑張った結果、こういうプランで2ヶ月目は、やってみたいです」と、自分で予算を立てることができるようになりました。

節約に関してすっかりやる気をなくている方がおられましたら、まずは1項目だけに集中して、予算管理を実践してみてはいかがでしょうか(今月は食費だけ、とか、電気代だけ、といった具合に)。項目の隣などに、今月の「予算額」を書き込んでおくだけも意識するので変わってくるかも知れません。

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