家計見直しのワザ47【第1のワザ】どう乗り切る!?不景気でボーナス減収のピンチ
ファイナンシャル・プランナー 圦本 弘美
新型コロナ以降、インフレの波が押し寄せています。最近の食品や光熱費の値上がりで、生活費がじわじわと家計を圧迫し始めているご家庭も多いのではないでしょうか。
さらに、毎月の赤字をボーナスで補てんしていたところ、そのボーナスが減額されてしまうケースも耳にします。「住宅ローンの金利まで上がり始めて、負担はどこまで続くのだろう」と、家計の先行きを不安に感じる方もいるでしょう。
さあ、このピンチをどう切り抜けるか?
たとえボーナスが半分になっても慌てずにすむ――最初にご紹介する“衝撃の方法”は・・・
【第1のワザ】
ボーナスはないと思って生活する。
家計見直しは決意から始まる
まずは、支出を月々の収入の範囲に収め、ボーナスをあてにした買い物やカードローンは組まないこと。住宅ローンの返済を除き、ボーナスは丸ごと残るように支出を徹底的に見直します。
「えっ、そんなことできるの? うちは毎月赤字で、ボーナスでやっと乗り切っているのに…」と思う方もいるかもしれません。でも、すべては決意から始まります。
ダイエットも同じです。
「よし、2ヵ月後の同窓会までに5キロやせるぞ!」と決心して努力するからこそ成果が出るのです。何もせずに「自然とスリムになった」なんてことは、まずありません。家計も同じことです。
「生活費の負担増に振り回されないよう、家計をスリム化するぞ!」「ボーナスに手をつけなくても生活できるようにしたい!」
こう思うことが第一歩です。決意が固まれば、やるべきことは見えてきます。
- 無駄な支出がないかチェックする
- 固定費を見直して安くできないか検討する
- 家計簿をつけて現状を把握する
特に「家計簿をつけたことがない」という方は、まず記録から始めましょう。「家計簿をつけるだけで食費が自然と減った」という声もよく聞きます(これは、体重を毎日記録するだけで効果が出るダイエット法と同じですね)。
「天は自ら助くる者を助く」ということわざがあります。苦しいときこそ、「できることはやってみよう」と動き始めることで、道は開けていくのです。
このコラムを書いた人

ゆりもとFP事務所 代表
株式会社FPフローリスト 代表取締役社長
圦本 弘美
ゆりもと ひろみ
ファイナンシャル・プランニングで
日本を元気にします!
- CFP®認定者
- 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
- 宅地建物取引士
- 一種外務員

