【第2のワザ】保険見直しのはずせないポイント その1

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

今回は、みなさんの関心が高い「保険見直しのポイント」をお送りします。

保険について多くの方がまず思うのは、
「毎月の保険料、何とか安くできないかしら?」
ということではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください!
保険を選ぶときに、絶対にはずしてはいけない重要なポイントがあるんです。他の商品でも「安さにつられて買ったら失敗した!」という経験はありませんか?
保険はトータルで数百万円にもなる大きな買い物ですから、なおさら注意が必要です。


【第2のワザ】
10年後も大丈夫な保険会社を選ぶ

その理由を知る前に、ちょっとクイズです。

Question:生命保険のしくみは、どのように生まれたのでしょうか?

昔のヨーロッパでは、村々が教会を中心に発展していました。
教会は「10分の1税」と呼ばれる献金を受け取り、そのお金で親を亡くした子供たちを支えたことが、生命保険の始まりといわれています。

つまり、多くの人が少しずつお金を出し合い、困っている人を助けるという「相互扶助」の精神から生まれた仕組みなのです。

現代の保険会社に求められること

日本の保険会社も長らく「相互会社」として成り立ってきました。
しかし、現代は経済変動が激しく、経営が安定していなければ破綻や予定利率の引き下げといった問題が起こります。
実際、バブル崩壊後の不況・低金利の時代には、1997年以降 8つの生命保険会社が経営破綻しました。
その結果、約束されていた保険金が減額されてしまった加入者も多くいます。

まとめ

どんなに「素晴らしい内容の保険」に加入していても、
会社が約束どおり保険金を払ってくれなければ意味がありません。

だからこそ、保険を見直す第一歩は
「10年後も安心して任せられる会社かどうか」
を必ずチェックすることなのです。

このコラムを書いた人

圦本 弘美(ゆりもと ひろみ)/ FPのご紹介 - 株式会社FPフローリスト

ゆりもとFP事務所 代表
株式会社FPフローリスト 代表取締役社長

ゆりもと ひろみ

ファイナンシャル・プランニングで
日本を元気にします!

  • CFP®認定者
  • 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
  • 宅地建物取引士
  • 一種外務員