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家計診断シリーズ<2> 「独身」でも、「結婚」でも、この貯蓄額では不安・・・。
Q. 人材派遣会社のOLです。いまのところ結婚の予定はなし。社長は「定年までいれば?」と言ってくれるけど、 独身でいくなら貯金額が不安ですし、やっぱり結婚資金も考えたいと思うのですが……。

Kさん ( 東京都 36歳 独身 貯蓄額約150万円 )


A.「結婚?」「独身?」 どちらにしても、不安のない経済準備は大切!

Kさんが65歳から受け取れる公的年金の見込み額は、40年間平均年収400万円で働いたと仮定すると

168万円/年 ⇒ 月々14万円の収入 になります。

上の計算は、あくまでも「仮定」のお話。36歳で150万円という貯金額を考えると、これからは、しっかりとした金銭管理が必要ですよ。 また、結婚したとしても、何の準備もないままに主婦生活に突入することになれば、金銭感覚のギャップにもとまどうことになると思います。

Kさんが、安心して暮らすための最低貯蓄ラインは?

 60歳以降の生活費を月185,000円
 60歳〜64歳までの収入を月80,000円と仮定します。
 公的年金は、140,000円/月(65歳〜)
 現在の貯蓄額150万円

定年から85歳までの支出入を計算すると、

60〜64歳 (生活費 185,000円−収入80,000円)×5年=630万円

65〜84歳 (生活費 185,000円−年金収入140,000円)×20年=1080万円

現在、貯蓄が150万円ありますので、(630万円+1080万円)−150万円=1560万円

24年間で、1560万円を準備するには、毎月54,000円の貯蓄が必要

となります。 (月収の2割が目安)

見直しプラン ☆ 毎月54,000円を貯蓄する!

見直しポイント
★ 医療保険に加入

長期入院で収入がとだえると生活できなくなるおそれがある場合、入っておいたほうが安心です。 できれば、終身保障のものを選ぶと、結婚してもムダになりません。 Kさんには、終身タイプの医療保障がおすすめ!
例) 日額5,000円+女性特定疾病5,000円、60歳で払込終了、入院5日目から支給など

結婚資金以外にも、小さな自己資金をつくれる工夫を

働く独身女性にとって、「結婚する」という選択は人生の一大事。自分の意思だけではままならないこともあって、 さまざまな不安に心揺れることだと思います。

「結婚する」のか、「独身のままでいく」のか――。どちらにしても、先々経済的に困らないよう、計画的に手を打っておくことは大切なことです。

私自身の経験からいわせていただくと、独身時代と結婚して子どもができてからの一番の違いは「金銭感覚」でした。 これは、自分のなかで「革命を起こす必要がある」と感じたほどです。

「子育てママの1万円はお金が自由に使えた独身時代の5万円くらいの値打ちだった」といえば、分かっていただけるでしょうか。

子どもが小さいうちは自分が働きに出ることも難しいですし、夫の給料だけで、どうやりくしていけばいいか分からず、苦労しました。 過去の浪費を思い返して、「あのお金があればなぁ」と何度思ったことでしょう。 アルバイトができるようになっても、家族のための家事をこなしながらお金をつくるのは、実感としてシングル時代の10倍くらいは大変だったんです。

家計簿

ですから、お金が自由になる期間が長かった方ほど、なんの心積もりもなく主婦生活に突入すれば、きっとそのギャップに苦しむだろうと心配になります。

どんな人生選択をするにしろ、いまから支出をセーブする訓練をしつつ、結婚資金以外にも「小さな自己資金」をつくれるようでありたいものですね。

そうすれば、そのお金がイザというとき役立つことはもちろん、精神的にもゆとりを生んでくれることになると思います。

 ゆりもとひろみ  

雑誌『アー・ユー・ハッピー?』2004年8月号掲載分 2008.9.24 再編集


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