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東京23区の小学生の私立中学校進学率

2011年6月16日

ファイナンシャル・プランナー 渡邊英利

あなたのお子様が、いつになく真剣な顔で、「○○になりたい!」「○○中学に行きたい」 と言い出したら、親としてはその願い、叶えてあげたいものですね。

今回は、教育と地域性にまつわるお話をいたします。

子育て世代にとっては切っては切り離せない、教育費に関する悩ましい選択肢があります。 それは、公立か、私立かの進路決定です。

お金のかからない進路と言えば、小学校から大学卒業まで、ずっと公立で学んでいくコースですね (小学校から有名国立大学の付属小学校に進めるために、 お受験をするのは例外としましょう)。

ですが、親としては、どこかで私立に進学することも考慮して、教育資金計画を立てていくことになります。 この教育資金計画について、地域性に差があることを示す、興味深い調査結果がありますので、ご紹介します。

東京23区の小学生の私立中学校進学率

東京都教育委員会「平成21年度公立学校統計調査報告書」では、 東京23区内の小学生が、公立中学校・私立中学校のどちらに進学したかを調査しています。

< 私立中学校進学率トップ3 >

順位 進学率
第1位 千代田区 38%
第1位 中央区 38%
第3位 港区 36%

千代田区と中央区は、同率で1位。2.5人に1人近くが、私立中学校に進学しているという実態です。 これらの区は、大企業や商業施設が集まっていますし、住宅の価格も、容易に手が届くものはありませんので、 そこに住む子どもの数が少ないという現状があります。

では、上記の他に3割以上の子どもが私立中学校へ進学した区を挙げてみましょう。

< 3割以上の子どもが私立中学校へ進学した区 >

進学率
文京区 34%
渋谷区 34%
目黒区 33%
世田谷区 33%

あなたのお住まいの区、または住んでみたい区はありましたか?

東京23区の私立中学校進学率の平均値は、21%となっています。 これらの区に住んだ場合、押し並べて、3人に1人が、私立中学校に通うようになる、ということがわかります。 私立中学校に進学したら、その後は、特別な希望が無ければ、そのまま付属の私立高校に進学することになるでしょう。

このような統計から、子供にかける教育費の水準は、やはり地域性がありそうだ、ということが分かります。

首都圏での住宅探しでも、エリアのイメージを重視される方は、とても多いですね。

「自由が丘に住みたいです」
「東急田園都市線沿線から選びたいです」

希望のエリアに住むと、そこに住む人の生活ステージに、おのずと近づいていくことでしょう。

身につけるファッション、乗るクルマ、求める教育水準など、 あなた自身のマインドが高まったり、周りの人の影響で、気持ちが変わっていくこともあると思います。

金銭的に無理をする必要はないですし、そこに見合わないから住んではいけないなんてこともありません。

「○○ちゃんと一緒の中学に行きたい」と、私立中学の名前が突然出てきて慌てないように、 将来のライフプランをしっかり立てて、理想の生活の実現に、まい進していただければと思います。

【参考資料】 私立中学進学率資料集計


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