ご存知ですか? 便利な株の配当受取法
2010年9月22日
ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ
皆さんの中で、株式を保有しておられる方、また、今後株を買うかも知れない方が、知っておくと便利な情報を、ご紹介いたします。
株式を購入すると、毎年「配当」と言うものが受け取れます。以前は、配当が郵便小為替で届くことが一般的で、いちいち郵便局に出向いて、換金しないといけません。また、銀行口座で受け取りもできるのですが、一銘柄ずつ申込をしないといけませんでした。
いくつも銘柄を保有している方や、ちょこちょこ売買する方にとっては、結構面倒ですが、2008年から、便利な受取方法が2つ増えていますので、簡単にご紹介いたします。
1.株式配当を、証券口座で受け取る
(専門用語では【株式数比例配分方式】ですが、ムズカシイので、覚える必要はありません☆)
<向いている人>
● 配当をまた投資に回したい
● 配当も含めた運用の損益を知りたい
● 株式売却損と配当金を損益通算したい(今年から可能)
2.株式配当を、銀行口座で受け取る
(専門用語では【登録配当金受領方式】)
<向いている人>
● 配当は普段使いの銀行口座で受け取って使いたい
手続きしたい人は、口座をお持ちの証券会社にお問い合わせください。「カブシキスウヒレイ…?方式にしたいのですが」と言うのは大変なので、「株の配当を、証券口座で(銀行口座で)、受け取るようにしたいのです」と伝えれば、証券会社の人は分かってくださるので、大丈夫ですよ。電話一本ですむ会社もあれば、書類の提出が必要な会社もあります。
ご紹介した2つの方式にする場合の注意点は、「自分が持っている、すべての証券口座の、すべての株式配当が、指定した受け取り方に変更される」ということです。
A証券会社に連絡して、受取り方を申し込んだ場合、B証券やC証券に口座があれば、全部自動的に、同じ受取方法になります。これまでの一銘柄ずつ、受取方法を決められる方式も、引き続き利用できます。一番便利だと思う受取方法を、選んで頂ければと存じます♪
2010年4月19日発行 ゆりもとFP事務所メルマガ掲載コラム 再編集