新しい考え方 新しい行動
2011年05月28日
ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ
昨日の延長で 生きているだけでは
延長線上の未来しか 享受できない
新しい未来を願うなら 新しい考え方と新しい行動を
富の実現を望むなら まずは ひとかけらの元手を手にしよう
《解説》
「わらしべ長者」のお話を覚えていらっしゃいますか?
貧しい男が「豊かになりたい」と、
真剣に村の観音様に祈りました。
すると、
「お堂を出て、最初に手にしたものを離さず、旅に出なさい」
というお告げがありました。
ところが、男はお堂を出てすぐに転んでしまいました。
最初に手にしたものは、一掴みのわらでした。
「こんなもの、持っていても仕方がない」と思ったものの、
観音様のお告げを思い出して、もったまま歩き始めたところから、
男のサクセスストーリーは始まります。
この物語は、富の形成のうえでは、貴重な教訓がたくさんあります。
●自分心で判断せず、
観音様(認識力の高い存在)のお告げに従う素直さ
●途中で手に入ったみかんを、
自分で食べてしまわなかったこと(笑)
●一見不利に見える取引でも、与える行動を貫いたこと
では、最後は長者にまでなった男の、
最初の「元手」とは何でしょうか?
「わらしべ」だと思いますか?
私は、そうではないと思います。
この男の最初の元手は、心の底から、観音様に
「豊かにしてください」と祈れたことだと、
私は考えます。
裏返して言えば、
「つくづく貧乏はいやだ!」という気持ちが限界まで達し、
豊かになるためのアクションを一歩踏み出せた。
これが、このサクセスストーリーの出発点であり、
ささやかですが、最大の富の元手です。
今の生活や自分に、限界を感じているときというのは、
苦しみと不安の真っ只中にいるように思ってしまいますが、
実は、新しい世界に旅立つ、最大のチャンスの中にあります。
あなたはどうなりたいですか?
豊かさを心の底から願えますか?
次回は「願い方のコツ」についてお話いたします。
ゆりもとFP事務所メルマガ「お金と幸せを引き寄せる 富の法則」掲載コラム 再編集