お金と幸せを引き寄せる 富の法則 3 心の磁石を強くする方法
2011年06月23日
ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ
行動の持続が 前向きなマインドを持続させる
マインドの持続が 心を 富を引き寄せる磁石に変える
あなたを高め 目的地に近づける行動をみつけよう
ほんの些細なことでよい 大切なのは続けることだ
《解説》
今から2500年以上昔、現在のネパール・インドの地方で、後世、世界宗教となり、
多くの人を精神的に導く教えが説かれました。
みなさまもご存知の「仏教」、開祖は釈迦(釈尊)、あるいはブッダ(仏陀)と呼ばれる方ですね。
余談ですが、「釈迦」というのは、実は個人名ではなく、「シャカ」一族の苗字だそうです。
ですので、仏教学者たちは、尊敬を込めて呼ぶ場合に、「釈尊」という呼称の方を使うそうです。
心の分析とコントロール法に関しては、仏教から、膨大な研究や修行方法が生まれています。
特に、自分が定めた精神的目標に到達するために、どのような努力をすべきかについては、
現代人でも非常に参考になるノウハウが満載です。
その中で、あまり知られていませんが、「戒体(かいたい)」という考え方があります。
「戒(かい)」という言うのは、大きな理想を実現するために、自分で自分に課する戒め(約束ごと)のことです。
仏教の伝統的な考え方では、「様々な悪いことをしない」という戒が多いですが、現代の私たちが活用する場合は、
「願いが叶うための、前向きな努力をする」という方が、やりやすいと思います。
最近注目をされるようになった、明治の銀行王・安田善次郎氏は「億万長者になるために、いかなることがあっても、
支出は収入の8割以下にする。」と誓いを立て、生涯続けたそうです。
目的を成就するために
「○○を続ける」 「○○を決してしない」 と決めて、
自分自身との約束の下に実行し続ける、というのが戒というものです。
仏教では、この戒を守りつづけて、一定の努力水準を越えると、「戒体」というものが、その人に備わると言われています。
目標を目指し続ける精神状態を、自然体で保つことができるようになり、それに反する悪しきものは自然に遠ざけることができ、
目標に向けて、さらに集中して進む力が備わるというのです。今風に言うと、成功オーラが出ている状態でしょうね。
これは、引き寄せの根幹と、非常に関係がある法則です。心底豊かになりたい場合は、前号のレッスンでお話した、
「ポジティブマインド」に「焼きを入れる」必要があります。
「ときどきポジティブ」とか「たまにポジティブ」では、豊かさを引き寄せ、実現することはできません!
「常にポジティブ」 「どんなときにもポジティブ」を維持できることが、成功の超重要ポイントなのです。
そのために、古来より成果が出ると言われてきたのが、「目標に近づくため、毎日、自分と約束した行動を続ける」というものです。
行動の中身は何でも良いようです(自分を高めたり、人のためになることなら)。それよりも、決意して続けることの方が大切です。
● 繰り返し行動をすることで、強制的に目標に気持ちを合わせられる
● 行動の積み重ねが実績と自信につながり、ポジティブな精神状態を維持しやすくなる
ということが、効果の理由であると、ゆりもとは考えています。
自分との前向きな約束を作り、実践しましょう。
今週、決意とスタートをして頂ければ幸いです。
ご一緒にがんばりましょう☆
ゆりもとFP事務所メルマガ「お金と幸せを引き寄せる 富の法則」掲載コラム 再編集