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お金と幸せを引き寄せる 富の法則11 欲と希望の見分け方(2)

2011年11月16日

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

あなたの願いを祈りに託し 宇宙に届けよう
願いの小舟を 宇宙の大河に浮かべても 世界が汚れないか?
  あなたと願いの対象すべてを包み込んでいる 宇宙の美しさとつながろう
世界が輝きを増す願いなら 必ず世界が応援してくれる

 

《解説》

願いの正当性を考えるにあたって、 前回の宿題は、下記の考え方のどこが問題で、どういう願い方にすればOKなのでしょうか? というものでした。

● 受験で自分が志望校に合格するのは、誰かを不合格にするため、勉強はがんばるけれど、本気で願ってはいけない
● 希望の会社に自分が就職すると、それは誰かが不採用になることだから、願ってはいけない

このような思考パターン、あなたの中にありませんか?

一見自己犠牲的で美しく見えるのですが、実は、宇宙の輝きを損なわせている思考パターンだとしたら、驚きますか?

その答えあわせをするために、世界を創っている秘密を紐解いてみましょう。


世界をカタチづくるエネルギー

私たちの世界は、大きく2つのベクトル(方向性をもったエネルギー)で構成されています。 その2つのベクトルとは、「進歩」と「調和」です。 私たちがア・プリオリに(なんとなく、人間として生まれて感覚的に)、良いと思うものは、ほとんどこの2つに分類されます。

発展、勇気、成功、発明発見、努力、獲得…これらは進歩ですね。 言いかえれば、「どこまでも伸びていこうとする力」です。

感謝、優しさ、寛容、許し、思いやり、平安…これらが調和。 言いかえれば、「どこまでもつながっていこうとする力」です。

言葉の持つイメージを比較してみましょう。どちらもとても素敵なイメージが並んでいます。 けれど、進歩のグループ、調和のグループ、どちらかひとつだけの世界だとすると、 なにか片手落ちで、足りないような感じを受けないでしょうか?

不思議でとても美しいことに、この世界や人間は、2つのエネルギーが、ベストのバランスを保つときに、 一番輝くことができるようになっています。

私たち一人一人の人間は、進歩タイプ、調和タイプという特徴はありますが、どちらの要素も必要なことは、全員が共通しています。

次に、2つのエネルギーの現れ方の良し悪しを見てみましょう。


進歩のエネルギーの現れ方
良い形 競争や切磋琢磨が、より優れたものを生み出し、
多くの人の喜びや幸福につながる。
悪い形 ・競争が行き過ぎて、お互いを傷つけあったり、つぶしあう。
・成果だけ取れればよいと思い誤る。
・競争に負けた人や自分を全否定する。
・過当競争、自殺、戦争、犯罪
調和のエネルギーの現れ方
良い形 お互いが思いやりをもって尊重しあって共存できる。
調和、慈悲、平等
悪い形 鍛えれば輝きを増せるのに、行動しない、させない。
怠惰、停滞、堕落、臆病、過保護

これらをふまえると、宿題の答えはこのようになります。

成功体験が多い人は、どちらかというと、進歩のエネルギーを積極的に使いこなしています。 選手が力を抜いて遠慮しあっている高校野球やオリンピックでは、見ている人は感動できません。 各人が精一杯の力を出して、合格や成功、勝利を目指すことが、 社会全体の進歩につながるなら、遠慮なく、全力アタックすべきなのです。

「遠慮しないで願い、行動する」ほうが、自分や世界のためになることも多いんです。 なかなか悪くない願いだと思えるなら、今までよりちょっとだけ、勇気を出して進んでみましょう☆

ゆりもとFP事務所メルマガ「お金と幸せを引き寄せる 富の法則」掲載コラム 再編集


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