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子どもたちへの一番のプレゼント

2010年10月25日

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

わが家では毎年12月になるとクリスマスツリーを飾ります。お子さんのいる皆さん、お子様方は今もサンタを信じていますか? 子どもたちは大きくなっているというご家庭は、何歳まで信じていましたか?

うちのお兄ちゃん(小6)は、小学校3年生までは、一応、信じていたようです(*^_^*) 娘(小2)の方は、今のところ、なんとなく、何でも信じています(^^ゞ

わが家ではクリスマスツリーを出す頃、子どもたちに長靴型に切った紙を渡して、サンタさんへの手紙を書くようにしてもらっています。

「ここにちゃんと書いて、ツリーに飾っておけば、サンタさんはプレゼントを間違えずに届けてくれるよ」と説明しています(~o~)  子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべると、日頃スキンシップの足りなさを気にしているパパ・ママほど、奮発してあげたくなるクリスマスプレゼント。そんな幸せなひとコマを彩るプレゼントも素晴らしいですが、子供たちの長い人生を輝かせるために1番大切で、多くの場合、長い期間、準備が必要なプレゼントの方はいかがでしょうか?

パパ・ママサンタの準備は、イベントに間に合うように進んでいますでしょうか?

【第40のワザ】 教育費は、子どもへの最大のプレゼント
教育費は付加価値の高い投資

私たちが教育費について考えるとき、また新聞や雑誌で取り上げられる時、「高すぎる」「準備するのは大変だ」「家計を圧迫して苦しい」という面だけが強調されがちです。

確かに子どもを1人育て上げるのに必要な金額は、1,000万円とも1,500万円とも言われていて、これは確かに大変な金額です。

私のところへ相談に見えられるご夫妻の中では、「子どもが望むなら、大学へ進学させてあげたい」「できれば学費は全額出してあげたい」と考えている親御さんが圧倒的に多く、そうすると、大学の4年間で、最低でも300〜500万円の資金準備が必要となります。

でも、視点を変えると、これほど生きたお金はないとも言えます。原点に還れば、身分や性別に関わらず、一定の学力と資金準備さえできれば、誰にでも学びの門戸が開かれている、公平な時代が実現してから、日本でもまだ歴史上100年も経っていません。

(昨今の教育費の高騰で、日本は再び収入による身分社会に なりかけているという、説もありますが)

以前、流行りました『もし世界が100人の村だったら』という本によると、

大学で教育を受けることができる人は、現在世界中で1%の人だけ

という、奇跡的に恵まれた機会を享受しているのだそうです。

多くの人が高等教育を受け、より良い人生・仕事を目指して努力できる社会に生きられるというのは、本当にありがたいことです。子どもたちが自分なりの人生を切り開き、未来へと羽ばたいていくために、希望する教育を受けさせてあげることができる、そのための対価であると考えてみれば、教育費は

「家計で1番、付加価値を生む(可能性を秘めた)投資である」と言えるかもしれません。

私たち親が、他の事をガマンしてまで捻出してあげたいと思う教育費は、子どもたちへ金銭面でしてあげられる最大のプレゼントだと考えれば、今までより、さらにプラスの気持ちになれるのではないでしょうか。

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