時限措置のお得制度をチェック!
2010年9月22日
ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ
2010年(平成22年)4月から、様々な優遇税制や軽減措置が施行され始めています。今回はそのうち3つをご紹介します。
【1】「フラット35S」の金利を10年間1%優遇
「フラット35」は、35年間の固定金利ですが、
◎省エネルギー性 ◎バリアフリー性 ◎耐震性 ◎耐久性・可変性 のいずれかの技術基準を満たせば、「S」適用を受けられます。
金利差1%と言っても、住宅ローンの場合は借入額が大きく、支払額に数百万の違いが出てきますので、期限内にローンを組む方にとっては、またとないラッキーチャンス到来です!
※ 期限は2011年12月30日まで
【2】倒産・リストラに遭った方は、国民健康保険料が軽減
対象者は、雇用保険適用で、倒産・解雇・雇い止めによる離職をして、失業等給付を受ける方になります。
◎保険料は通常の3割程度。 ◎期間は離職の翌日〜翌年度末までの期間。制度が始まる前1年以内の方の失業についても、2010年度に限り保険料が軽減されます。
※ 制度が始まる前1年以内 ⇒ 2009年3月31日以降に離職された方
軽減を受けるには申請が必要になりますので、お住まいの市町村国民健康保険担当にお尋ねくださいね。
【3】未納の国民年金保険料を10年追納可能に
2011年度中に施行する方針ですが、未納の国民年金保険料が10年までさかのぼれるようになります。現行は、過去2年分の追納しか認められていませんでした。
◎ 公的年金は25年以上加入しないと1円ももらえません(40年加入で国民年金は満額)。
過去2年を超える追納の場合は、利息分として加算金が上乗せになりますが、あと1、2年分追加すれば、25年をクリアできる人には朗報です。
2010年4月19日発行 ゆりもとFP事務所メルマガ掲載コラム 再編集