○年分と○年度って、どう違うの?
2014年02月16日
ファイナンシャル・プランナー 関山郁子
友人のAさんは、今年はじめて、医療費控除の確定申告をするそうで、現在奮闘中だそうです。
「今まで、書類などには何気なく『○年度』という表記を使っていたけど、 確定申告の時は『○年分』って言うんだね、知らなかった」とAさんが言っていました。
そうなんです。これからAさんが行うのは、「平成25年分の確定申告」になります。 あやふやに使っていることもありますので、「○年分」と「○年度」の期間を確認してみましょう。
「○年分」の期間
「○年分」は暦年(れきねん)といい、暦の上での区切りで年が分かれ、 平成25年分と言えば、平成25年1月1日〜12月31日の期間のことになります。 個人の確定申告や勤務先で行う年末調整、贈与税の申告などがそうですね。
「○年度」の期間
一方「年度」は4月1日〜翌年3月31日の期間を示します。
学校の新学期は4月から始まります。「平成25年度A小学校入学式」「平成26年度の国家予算」 など、公的な機関では、年度制となっており、期間のスタートの年を頭に付けています。
会社の会計期間
また、会社にお勤めの方は「第18期決算」「平成24年度決算」などと耳にしたこともあるかと思いますが、 この場合は、会計期間が会社ごとに違います。
6月末決算の場合は、 7月1日〜翌年6月30日
9月末決算の場合は、10月1日〜翌年9月30日 など
「○年度決算」と言う場合は、公的機関と同様に○の部分に、開始年を付けます。