トップページ  >  FPコラム  >  第22のワザ お金の入り口を増やす

収入を3倍以上にしたい人が知っておくべきこと

2010年10月4日

ファイナンシャル・プランナー ゆりもとひろみ

収入アップを目指すには

迫りくる大増税にあわてながら、「何とか一家の収入を増やせないものかしら?」と、頭を悩ませている方は結構いらっしゃると思います。ここで、発想の転換をして考えてみてください。

今の収入のスタイルで、ご家庭の収入を3倍にすることは、現実的にみて可能でしょうか?

自営業や歩合制のお給料の方には、「可能性としては」ありそうですね。でも、御夫婦共にお勤めの方であれば、どんなに働いても「現実可能性として」相当難しそうですね。

では、どういう方法があるでしょう?

今までと同じことだけをしていては、今までと同じ結果しか、享受することはできません。新たな展開を望むのであれば、収入のスタイルとして、全く新しい方法を考え出さなくてはなりません。

それでは、第22のワザ をお送りします。

【第22のワザ】 お金の入り口を増やす
世の中の役に立ち、収入につながるものは自分にある?

3倍以上の収入を目指していて、それが今のお給料だけでは実現困難だと思われる場合でも、他に別の収入の道がないかどうかを、じっくりと柔軟な発想を持って考える必要があります。

例えば、自分の趣味や特技を生かして、収入を得る方法を見つけ出すとか、新たな資格を取って、携われる仕事を増やすとか、株式や不動産投資を始めるとか、他に何か収入を生むようなものがないかどうかを常に考え続けることが大切です。大きなことでなくても、ささいなことでもいいんです。

例えば、家事や育児だって、一定のレベルを満たしていれば、立派な有料サービスになります(私もよく、子育て経験豊富な先輩ママに有料で託児をして頂き、大変助かりました)。

固定観念にとらわれず、発想を柔軟にして、何か世の中の役に立て、それが収入に結びつくものが自分の中にないかどうかを真剣に考えてください。

考え方を拡げて言えば、「あなたが、今という時代に、この場所に生まれて生きているという事実に、最高の意味を持たせるためには、どんな役割を果たす必要があるか?」という問いの答えを見つけることでもあるのです。

お金の入口をつくる2つのポイント

「お金の入り口」の作り方としては、2つのポイントがあります。

(1)人の役に立てることで一定のレベルに達する

これは一定の期間努力すれば、全員が到達できます。でも、実際に、その努力を収入に結び付けている人は意外に少ないのです。

(2)富が流れる通路を、最後まで完成させる

たとえば、株式投資という「お金の入り口」を作りたければ、どれだけたくさん投資について勉強しても、それだけでは足りません。実際に自分のお金を動かして投資し、たとえ1000円でもいいから、利益を出すことができたら、「お金の入り口を1つ増やせた」といえるのです。

また、資格取得する人も多いですね。大変な努力やお金を投下して資格を取るのですが、ここで止まってしまう人が、あまりにも多いように見受けられます。「資格を取ったこと」イコール「富の入り口をつくれた」ことにはならないということに気づかなくてはなりません。

「その資格を活かして、仕事につくことができた」
「資格のスキルを使って、有料のサービスを1件でもこなせた」

というときに、初めて「富の入り口ができた」ということになるのです。 小さくてもいいから、人の役に立って報酬を得る、というハードルをクリアすることが、大変、大変、重要なポイントなのです。

クリアしている人を見学するのも大きな助けになります。これができれば、その入り口から入ってくるお金を、10倍、100倍、1000倍にしていくことが可能となってきます。でも富の通路が未完成で、入ってくるお金が0円のままであれば、何10倍努力しても収入は増えません。

さあ、あなたにも、造りかけで放置してある、富の通路がありませんか? きっと、いくつもの造りかけの「お金の入り口」をお持ちのはずです。今年はその通路を、1つでもいいから完成させてみませんか?

ゆりもとFP事務所メルマガ掲載コラム 再編集


このページの最初へ戻る